静岡車両区2007春(その1) [2007/03/01]

2007年3月18日のJRダイヤ改正で静岡地区の車両に大きな動きが見られます。

長年親しまれた国鉄型113系の引退、新車の313系投入、特急「東海」の廃止・・・久々に大きく変わる静岡地区の様子を記録してみました。

※画像クリックで拡大表示
※携帯電話撮影による画像が多く含まれます。画質の悪い点をご了承ください。

 

313系2000番台シリーズ登場

2006年の年末、静岡地区用の新車313系2000番台シリーズが姿を現しました。

3両編成の2500番台、3両編成発電ブレーキ付の2600番台、2両編成の2300番台が続々と新製され、試運転が始まりました。

 2006/12/19 静岡駅

313系は2006年12月下旬から営業運転を開始。

車内はロングシートですが211系5000番台同様のバケット型の椅子で居住性は良く、台車へのヨーダンパ取付で211系よりも乗り心地が向上しています。


また211系には無かったトイレが設置されたことも嬉しいです。

 2007/01/05 浜松駅

(左)211系との併結も可能
 2007/02/12 金谷−菊川間

(右)金谷付近にて
 2007/02/12 島田−金谷間

313系投入に先立ち、旧型車置き換えのため10月頃から大垣電車区から211系5000番台が転属しています(LL編成)。当分は所属表記が「海カキ」のまま使用されていました。

これにより113系の一部に廃車が出ています。

 2006/11/15 浜松駅

313系登場以降、211系の前面方向幕が種別表示に変更されました。

これは前面幕を313系の種別表示と連動させるための措置ですが、基本的に「普通」しか種別の無い静岡地区のこと、あまり意味が無いような気も・・・。(211系の前面幕と側面幕は別々の動きをするそうです)

 2007/01/12 静岡駅 (写真は後日差し替えます)

 

通勤快速の廃止

豊橋−静岡間に1往復設定されていた「通勤快速」が今改正で廃止。

廃止までの半年間、目まぐるしく変わった車両運用を記録しました。

登場以来2006年10月頃まで113系6両編成で運転。
前面幕は赤文字で「通勤快速」、側面は「快速 静岡(豊橋)」の表示でした(側面写真のみでスマン)。

 2006/09/06 静岡駅

2006年11月頃より211系5000番台3両編成x2の6両編成で運転。

前面は行先の「静岡(豊橋)」、側面は「快速」のみの表示。快速の書体にスピード感を感じます。
211系前面幕の種別表示化以降、行先表示を行うのはこの列車のみでした。

 2007/02/09 静岡駅

2007年1月下旬、211系との併結という形で313系も運用開始。
日によって313系が静岡方に付く場合と豊橋方に付く場合がありました。

313系のLED表示。種別が空白(非表示)です。

 (左)2007/02/06 (右)2007/02/02 静岡駅

同じ列車の211系側。

前面幕が「白(非表示)」、側面は行き先の「静岡(豊橋)」を表示。
種別表示無しでは誤乗の危険性があるのですが、どうせ廃止される列車だから特別なことはしない、ということでしょうか?

 (左)2007/02/02 (右)2007/02/05 静岡駅

2月中はしばらく「211系3両x2」と「211系3両+313系3両」がランダムに運用されていましたが、ついに真打登場! オール313系です。

種別部分が緑色で「通勤快速」の表示です。
2月下旬以降は毎日この編成で運用されており(3/1現在)廃止前の最後の華、とでも言いましょうか。

 2007/02/22 静岡駅

 

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