走れ!TBSラジオカー!!
〜マジックでお手軽に作れる車改造〜

製作者 :興津由比 (友枝市交通局局長)

昼間に普段放送されているAMラジオの生放送ワイド番組。大抵そう言う番組には色々な場所からの生中継コーナーなんて物があります。その現場からの「音」を放送局へ送るために使われるのがラジオカーです。

そんなラジオカーを今回は自分の好きなTBSラジオのラジオカーをマジックペンを使って強引に製作してしまったTBSラジオカー製作記をお送りします。

TBSラジオ(前ロゴタイプ)

1991年秋から約2年間使われていたド派手なロゴマークだった頃のラジオカーです。中学生時代にたまたま甲州街道を走っていたところ、当時放送していた午後生ワイド番組「鈴木順のまんなかラジオ」の中継で止まっていたのを見て帰ってから記憶だけで速攻で制作した物です。

トミックス製のトヨタクラウンの白色の物をそのまま使い、着色には特別な物を使わずになんとマジックペンの極細を使って書いたという、今から思えばものすごくいい加減な物です。でもさすがに例のド派手なロゴマークまでは再現できませんので省略形式でごまかしています。屋上の回転灯は田宮製のプラ角材をカットしてこれもまた青色のマジックペンで塗って取り付けた物です。ちなみに余ったプラ角材を利用して同じ手法でパトカーも一緒に作ってみました。もちろんこれも黒と赤のマジックで着色した物です。


前ロゴタイプ


おまけのパトカー

TBSラジオ(現ロゴタイプ)

前のド派手なロゴとは打って変わって非常にシンプルなデザインになった現在のTBSラジオカーです。3年前の夏に土曜の午前中の生ワイド番組「土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔、その新世界」(土曜8:30-13:00)内の「鈴木史朗の東京100人フロオケ」という銭湯からの中継の際に見に行ったついでに撮影した物を資料にしました。

実際の車体は三菱車のようなのですが(詳しい車種まで調べていませんでした)、今回はトミックス製のトヨタセルシオを使い、当初はTooから発売されているタトゥシール(インクジェット用デカールシール)を使用して製作する予定でしたがいざ製作してみたところプリンターの調子が悪く文字が潰れてしまい使い物にならなかったため、またしても赤マジックで書き込むという超手抜きな荒技を行ってしまいました。結局はこれでも文字は潰れてしまったのですが…。屋上前部助手席側にスピーカーが取り付けられており(中継の際に近隣にお知らせするための物だそうです)、またトランク側には数本のアンテナが存在しているのでランナー引き延ばし線を使って取り付けました。

もしかしたらこの春(注・2000年)から使われ始めたシンボルマーク「ジーン」(あの「人」っていうか筆記体の「i」みたいなマークのやつ)が加わった可能性がありますが、最近調査していなかったので省略させてもらいました。また赤坂に行って調査しなければ…。
※補足:調べたところ最近車種をトヨタのプリウス(シルバー)に変えたようです。今度カトーから出る予定のトヨタ車セットを使って再制作か?!


実車写真(撮影:興津由比)


現ロゴタイプ

このほかにTBSラジオには「東食…」もとい「ヨークマートミュージックプレゼント」(月〜金曜「大沢悠里のゆうゆうワイド」内10:30頃)に使われている、いすゞビックホーンのラジオカーが存在するのですが、残念ながらこれに相当する1/150模型が存在しなかったため製作を断念しました。

さて次回は「本格的に作る萌え萌え〜ラッピングバス」か「TBSテレビ中継車」の予定です。今度こそタトゥシールを使いこなせるか?!

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